人工ノイズ(モスキート音など)

金属のぶつかる音や物がこすれる音にはたいてい超音波が含まれています。

乗り物関係

自転車=ラチェット音、チェーン音、ブレーキ音
整備が悪い自転車(油をさしていない)ではチェーン音も超音波として聞こえます。

オートバイ=チェーン音?

バス=ブレーキ音、ドア開閉音など空気圧を使った作動音。バットディテクターで「プシュー」という音がかなり強烈に聞こえます。ですので、バットディテクターでイヤホンを使用するのは避けた方がいいです。

タクシー=ブレーキ音が強い超音波を含むことがあります。クラウンタイプでよく聞くようです。ブレーキ装置の特性に原因があるようです。

鉄道=車輪と線路がこすれる音。カーブ区間でよく聞こえるようです。

音楽関係

能楽などで使われる横笛「能管」は超音波を出しているように宮本(隊長)には思えます。私は一噌幸弘(能楽一噌流笛方)のファンで、コンサートにも行くことがあるのですが、耳をつんざくような超高音には困ってしまうのです。我慢できないほどではないのですが…。ところがCDで聞くと超音波成分がカットされているため不快な感じはまったくありません。ですので超音波を発生しているのは確かなようですがバットディテクターでは確認できていません。確認したいです(笑)。

一噌幸弘オフィシャルサイト

YouTubeで「一噌幸弘」を検索するとライブ録画映像を見ることができます。当然ですがネット動画では超音波は聞こえません。
なお、普通の能楽を想像していると完全に裏切られます(笑)。

小物関係

金属音=かばんの金属部品(例えばファスナーのつまみ)がぶつかる音など。硬貨のじゃらじゃらいう音。

ポリ袋のくしゃくしゃ音=意外とうるさい

黒板をひっかく音=多分超音波を出してます。まだバットディテクターでは確認していません。誰か確認してください。私は遠慮しときます(^_^;)。

人間が発する超音波

人工音には含まれないのでしょうが、人間自身も超音波の発生源になれます。例えば次のようなものがあります。

・歯茎摩擦音=サ行、ザ行 そんなに音量は大きくありません

・くしゃみ

・鼻をすんすん言わせる音

・指をこする音

さあ、あなたも超音波を発生させてみましょう(ほどほどに)。

モスキート音

高周波数の音は若い人ほどよく聞こえるとされています。それを利用して、若者がたむろするのを防ぐためにに高周波音を発生する装置が作られました。その装置から発生する音を「モスキート音」と言います(モスキート=蚊、蚊の羽音のように聞こえるため。発生装置の方はここでは「モスキート装置」と呼ぶことにします)。

東京都足立区の「区立北鹿浜公園」に2009年5月から2010年3月までモスキート装置が設置されていました。午後11時から午前4時までの時間帯だけ作動していました。イギリス製で、周波数は17.6kHzだったとのことです。この周波数ならかなり多くの人に聞こえたはずです。私は聞いたことがありませんが、騒音レベルの音だったのでしょうかね?
「北鹿浜公園 モスキート」でネット検索すると当時の新聞記事やブログを探し出すことができます。

Wikipediaの「モスキート(音響機器)」の項目には「新丸ビルの入口付近などで用いられる」と書かれており、これが多くのホームページで引用されていますが、その根拠ははっきりしません。宮本が調べたところ、ネズミ防除装置が設置されており、これがモスキート音だと誤解されているようです。

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