東京コウモリ探検隊! 探索録
2026年08月03日
2026年08月03日(月)
先週は土日と現場仕事だったので探索は休み。
今日は急に涼しくなった。だが湿度は高い。
今年3回目の金町駅である。
金町駅と言えば、駅の北側に屋上自動車教習所があって、電車からも存在は確認できた。教習所の方が高いのでコースは見えないのだが、確か看板があったのでそこにあるのはわかるのだ。看板があるはずなのだが…。看板がない? しかし屋上に車はとまっているようなので自動車教習所はある。でも何か違うような…。
駅南口から再びバスに乗り、再び水元五丁目バス停。今回は水元公園とは反対方向、大場川から中川に向かう。
日没時刻まで水元五丁目交差点で待っていたが、日没2分前にアブラコウモリを確認できた。それでは出発。今回のルートは探索1周目の時は通らなかった、初めて歩く道である。地図で細い道だなとはわかっていたが、思ったより危険な道だということがすぐにわかった。車道は一方通行1車線のみなのだがとにかく幅が狭い。歩道はポールで区切られているだけ。抜け道になっているらしく、頻繁と言うほどではないがそこそこ車とすれ違う。23区内で最も危険な道路かもしれない。道路の拡張を希望したいが、ここは堤防になっていて北はすぐ大場川、南はすぐ住宅になっていて広げることは難しそうである。アブラコウモリは川の上にもいるようだが堤防道路の上空でも目視できた。今日は北寄りの風が吹いて気温があまり上がっていない。昨日は35℃超だったのに、今は26℃。

新大場川水門に到着。新大場川水門は対岸の埼玉県側に渡れる。ただし車は通れない。そして大場川はここまで。合流した先は中川である。ここからはガードレール付きの広い歩道になるので歩くのは安全となる。
中川は河川敷がなく、堤防から斜面を転げ落ちると即水面である。これまで歩いた江戸川などの大河川とは違う様相である。テラスを整備した隅田川とも違う。アブラコウモリはどこでもいるわけではないがところどころで観察できた。日没から1時間ほどは目視もできた。
正面にスカイツリーが見えるのは驚いた。中川は南へ流れているが一直線ではないので正面にスカイツリーが見える場所もある。スカイツリーは今日も頂上に雲がかかっているようだ。今回は遠すぎてよく見えない。
はるか前方には高層マンションが見える。金町駅前のビルかと思ったが方向が少し違う。どこのマンションなのだろう?
中川には河川敷はないが、途中にちょっとした入江、ワンドがある。ここだけは河原に降りることもできるようだ。入江はおそらく水深は浅く流れも遅いはずで昆虫が多そう。つまりアブラコウモリも集まりそうな場所で、実際多数がいるらしいことはわかった。暗くて目視はできないが。
堤防の車道は相変わらず一方通行1車線だが、場所によっては車道より歩道の方が幅が広くなっている。これはどういう設計の意図なのだろう。その一方通行1車線も飯塚橋まで。ここから南は2車線となる。飯塚橋は今日の経路で唯一の車道橋である。中川も一応は大河川で、大河川はどこにでも橋があるわけではない。ただこの辺りはそこそこ人口もありそうなので不便ではないかと思う。通勤とか通学で。
飯塚橋の少し南に管の橋がある。うーん、これは水道だろうか?
さらに進んでいったところでふと川の反対側を振り向くと、富士山があった。

まさに富士山。これがつまり富士塚である。写真右側の中腹に鳥居が見えることからも富士塚だとわかる。富士塚は神社の併設物なのである。富士塚は富士山を模した人工の山であるがここまで整った円錐形の富士塚というのは珍しいのではないだろうか。ちょっと登山したくなったが、今日は先を急ぎたいのでまたいつか来ることにしようかと考えた。帰宅してから調べると、この飯塚富士は普段は登山禁止なのだそうだ。
先に進むとまた管の橋がある。先ほどより細い管。これも水道? 調べるとやはり水道のようだが、歩いている時は忘れていたがこの対岸は中川水再生センター、つまり下水処理場である。そこにまっすぐつながっているように見えるのだが、下水管にしては細すぎるのではないだろうか。それに下水管を空中に持ち上げるというのも理解しがたい。この管の追求はここまで。
さらに南下すると今度は歩道が工事で通行止めになっていた。車道の反対側にも歩道はあるが、水面から離れるのはアブラコウモリ観察には条件が悪くなる。だがこの辺りからは三菱ガス化学の敷地、そこそこの緑地もありアブラコウモリもいた。
そしてJRの鉄橋に到着。中川は今日はここまで。
ここからは金町駅方面に行きたいのだが、地図では住宅地の中を抜けていく経路しかわからなかった。が、JRの高架北側に沿って歩道があることがわかる。そこを進んでいくとずっと見えていた高層マンションの近くに出る。
線路を離れ、北の東京理科大学を目指す。高層マンションの真下を通過すると、葛飾にいじゅくみらい公園に出る。「にいじゅく」は「新宿」と書くが「しんじゅく」ではない。この辺りの地名である。「宿」なので街道があるのだが、その街道はもう少し南の方になる。

葛飾にいじゅくみらい公園の外周を北上していると、マンホールが整然と並んでいる場所に気づいた。…これはひょっとして…。マンホールには「災害用トイレ」との表記がある。やはりそうか。つまり、災害が起こった時はこの公園が避難場所になり、ここには仮設トイレが設置されるのだ。仮設トイレは汚物の処理が問題になるものだが、最初から下水道に流せるようにすれば管理はかなり楽になる。
公園の北に隣接するのが東京理科大。敷地を区切る壁もフェンスも門番もなく、そのまま図書館前の人工池まで来てしまう。そこでアブラコウモリを確認。次は大学の北の公園運動場、テニスコートに行くが、そちらにはアブラコウモリはいなかった。南下して、今度は東京理科大の東側から大学内に入る。こちらにも壁などはない。正門はどこかにあるのだろうか? 夜なのに、夏休みなのに、あちこちで学生を見かける。もう9時近いのだぞ? 理系の大学生はこういうものなのだろうか? 途中、脇を見るとジェットエンジンが屋外展示されている。

説明によると、STOL実験機「飛鳥」に搭載されていたジェットエンジン「FJR710」の実物なのだそうだ。実物を見ても特に感動はしないのだが、むき出しのジェットエンジンを間近で観察できる機会はまずないので少しじっくり見てみるが何がなんだか。
そうこうする内に9時になると図書館から人がぞろぞろ出てきた。今が閉館時間なのか? こんな時間まで図書館は開いているのか? そういうもの?
大学敷地の真ん中に小さな林がある。ここならアブラコウモリがいるかもと予想していたらやはりいた! まわりを高い建物で囲まれているこんな小さな緑地にも来るのか。
さて、今日はこれで探索は終了。金町駅へ向かう。どっちへ行けばいいのだ? こちら方面には来たことがなかったので道がよくわからない。東へ進むと「マークイズ」という商業ビルがある。ん?イトーヨーカドーではないのか? 屋上は今まで通り自動車教習所のようだ。 よく見るとまだ新しい建物だ。調べると2025年9月開業となっている。新しく建て替えたのか。
さらに進むと広大な建設現場。だが、まだ更地で何もない。んん? ここが元イトーヨーカドーか? 屋上の自動車教習所もここから隣に引っ越したということか。こちらはマンションができるらしい。完成は2030年。10年後に来た時はまた風景が変わっているのだろう。
さらに進むと金町駅。今日の探索はこれで終了。今日は3時間内で終わったが、これは交通の便を考えると仕方ない選択。次回はもっと歩くことになる予定。
金町は町を歩く人、駅から出てくる人の年齢層が若めなのが印象的だ。大学の効果なのだろうか。
日没時刻 18時44分
観察箇所数 29
歩行距離 7.68km
歩行時間 約2時間30分
気温 26℃→25℃
筆了 2026年10月19日
