サギ類の見分け方
サギ調査にもご協力ください
サギ類は昼間でも見かけますが基本的には夜行性の動物です。そのためアブラコウモリ観察をしている時にサギ類を発見することがよくあります。東京都23区にサギ類がいるのは不思議ではありませんが、どこに巣やねぐらがあるのかはよくわかりません。アブラコウモリ同様に分布を調べることで何かわかるかもしれません。
サギ類調査にもぜひご協力ください。
東京都23区で目撃できるサギ類はゴイサギ、アオサギ、コサギ、ダイサギの4種にほぼ限られます。
ゴイサギ
4種の中では一番小さいですが、カラス並みの大きさです。他のサギ類と違って、脚は短く、首も短いです。
首は縮めているので短く見えるだけで、魚を狙う時はぐぐーっと伸びます。
魚を食べます。魚を狙う時も水の中に入ることはなく、岸の上や水面近くの木の枝にとまって魚が来るのを待ちます。
成鳥と若鳥で模様が異なります。
アオサギ
大型のサギです。
魚を食べます。水の中に入って魚を捕まえます。
春から夏にかけては黄色い部分がピンク色になります。「黒い模様がある大きなサギ」はアオサギですので見分けるのは簡単です。
ダイサギ
白いサギです。アオサギとほぼ同じ大きさです。
くちばしは夏は黒色(根元は黄色)、冬は黄色です。
魚を食べます。水の中に入って魚を捕まえます。(アオサギと同じ)
コサギ
白いサギです。アオサギ、ダイサギと比べるとやや小柄です。くちばしは黒色です。
足指が黄色です(名付けて「サギ界のミッキーマウス」)。ですが、夜間は色までは見えないでしょう。
カニやエビなどの甲殻類、小型の魚などを食べます。浅い水に入って、足を水の中で細かく動かし、飛び出してきた獲物を捕まえます。
※白いサギは「シラサギ」と呼ばれることがありますが、これは分類上の名前ではなく、コサギ、ダイサギ、チュウサギなどを総称した名前です。必ず区別するようにしてください。